GFRIENDが契約終了という悲劇
えっ!GFRIENDが突然の契約終了発表。しかも5月18日に発表して22日で終了って!そんなことがあるんですか???これはIZ*ONEよりも更にひどいやり方です。あり得ない!IZ*ONEで味わったあの喪失感、心の傷もようやく癒えてきて、前向きに生きようと意識してきた矢先に、今度はGFRIENDが、、、あのトラウマがまた甦ってしまいそうです。BUDDYのみなさんの心の痛み、怒り、やるせなさ、絶望・・・胸中お察しします。
それにしてもなぜこんな結果になり、このような悲劇が繰り返されるのか?昨年BIGHITいや、HYBEの傘下に入り、シナジーも発揮され、順調に曲をリリースしてきたように見えていたのですが、裏では色々と問題があったのでしょうか?昨年の「回シリーズ」で華麗に変身を遂げたGFRIENDは、イメージチェンジが上手くいったと思っていました。「回シリーズ」は曲も凄く良くて、「Labyrinth」も「Crossroads」も「apple」も大好きな曲です。もちろん初期の楽曲とは違ったコンセプトですが、経験と共にうまくコンセプトを変化させたなぁと感心していました。
このブログで新曲を取り上げる時の視点として、どのように新しい世界を提示するか?どう変化するか?という部分に着目して考察することが多いです。特に中堅グループの場合、初期に確立されたイメージの殻をどう破っていくのか?その変化への挑戦にK-POPのおもしろさと魅力の源泉があると考えています。
そんな観点からここ一年のGFRIENDの変化は大成功だったと感じていました。如何に高く評価していたのか?過去のブログをあらためて読むとよくわかります。
「apple」がリリースされた時のレビュー
「MAGO」がリリースされた時のレビュー
2020年7月の月間ベスト5でも「apple」が1位に
2020年の年間トップ10にも入っている
あらためて読むと、昨年のGFRIENDを如何に高く評価していたのかわかります。もちろん初期の頃の曲も大好きで、その歴史があるからこそ変化も輝いて見えるわけです。
だから、突然の契約終了のお知らせは残念でなりません。
WIZ*ONE的なGFRIENDの思い出というと、やはりこの曲になります。
「Love Whisper」この曲なしにはIZ*ONE、矢吹奈子は語れません。
コンセプト評価で伝説の330点をたたき出した曲です。極端なことを言うと、この曲を奈子ちゃんがこのチームで歌わなかったら、今のIZ*ONEは無かったのかもしれません。それくらい重要な曲です。
この時の練習生たちが歌う「Love Whisper」を聴いて、あらためてGFRIENDのレベルの高さも実感しました。
GFRIENDがいなくなれば、HYBEとしてもSOURCE MUSICを買収した意味が全くなくなりますもんね。アーティストがいなければただの箱になってしまう。それがコンテンツ業界の怖さですね。IZ*ONEの時もそうだったのですが、とにかくメンバーのみなさんが望む方向に少しでもなってくれることを願うばかりです。なんかこの気持ちの整理ができないこのモヤモヤ感、やっと忘れかけてきたのに、いやな感じです。
fromis_9 / WE GO : 爽やかな5月を感じる感情旅行
5月17日は煌びやかな5月を象徴するかのように、とてもにぎやかな月曜日になりました。三つ目はfromis_9のニューアルバム「9 Way Ticket」です。
タイトル曲は「WE GO」若者に人気なショップ名みたいなタイトルですが、MVも正に若い世代の楽しさ満載の仕上がりです。Photoshop風の画像加工画面からSNSへ投稿する画面がおもしろく、現実と仮想空間を交互に行ったり来たりする世界観は、今の若い世代の日常そのものかもしれません。清涼感あふれるノリの良い曲調で、やはりfromis_9はこのコンセプトが一番似合う!と感じました。聴いていてシンプルに楽しく爽快な気分になれる曲で、MVを見ると更にワクワク感倍増という作品です。OH MY GIRLといい、Rocket Punchといい、5月にふさわしいノリの良い曲が続いてきて、個人的にはストライクゾーン3連投という感じで大好きな感じです。初夏の青空の下でドライブに行きたくなるような明るい曲です。
5月20日のMカウントダウンステージ
Youtube公式のMVに書かれている以下のコメントが今作品のコンセプトを明快に現わしています。
終わりの見えない辛い状況の中、もどかしい日常から抜け出して新しく特別なスタイルの旅を提案します。
「9 Way Ticket」は、fromis_9ならではの健康で爽やかなエナジーを込めて、疲れた人々に活力を呼び戻すアルバムとして、旅を通じて経験できる多様な状況と感情を、9人9色の魅力を豊富に盛り込んで、リスナーのみなさんに余すとこなくお届けします。
タイトル曲以外にも、一曲目の「Airplane Mode」も、三曲目の「Promise」も凄く良い曲です。旅をテーマにしているみたいですね。「Promise」はゆったりとした気分で旅の思い出を振り返りながら、二人で交わした約束を想い、幸福感に満たされている曲です。
日本公式サイトでも日本語のメンバーコメントが動画で紹介されています。
明るく爽快感があって元気でノリが良い曲、やはりこの路線が今の気分にも季節にもジャストフィットしていて、5月のカムバック攻勢に身をゆだねるのがとっても心地よいです。音楽を聴いて、MVを観て、そう、いつだって旅気分を味わえる。
そういえば、IZ*ONEの旅行の曲といえば、、、
やっぱりこれでしょう
aespa / Next Level : NEXTなんてもんじゃない、もっと遥か先へ到達している
驚異の新人グループという肩書がデビュー前から定着したSMの(一応?)新人、aespaの新曲が5月17日(月)にリリースされました。世界を震撼させた「Black Manba」から6か月弱、新曲のタイトルは「NEXT LEVEL」という。自らもの凄いハードルを上げているみたいですが、、、
いや~、これこそがSMのクオリティなんでしょうね。
NEXTどころじゃない、もっと先を行き過ぎて、地球人が着いていけないLEVELのもの凄い曲がやって来ました。自ら課した高いハードルよりも遥かに高いLEVELでした。
最初は職場でこっそりと聴いてみたのですが、正直ちょっとよくわからない印象でした。が、後でしっかりとMVを見たら、いや~凄かった。恐れ入りました。聴けば聴くほどガッツガツ強烈な印象が強くなっていきます。ある意味スルメなんでしょうね。
もう、aespaというジャンルが出来上がっています。〇〇系というカテゴライズが要らない、唯一無二のaespaというジャンルを既に確立してしまっていますね。美しいとか、上手いとか、中毒性がとか、、そんな言葉が全て古臭く感じられるくらい未来へ行ってます。もう説明してる場合じゃないので、とにかくMVを観ましょう。
半年前にレビューした記事を見ると、あの時の印象よりも遥か先に到達している事実にあらためて驚きます。いや~恐れ入りました。
Rocket Punch / Ring Ring : 90年代レトロな一撃が退屈な日常に炸裂
5月は怒涛のカムバックラッシュに身を委ねて、アフターIZ*ONEのK-POPの世界を楽しんでみることにしました。連続で色々出てくれば、少しは気が紛れるかと。
Rocket Punchが帰ってきました。IZ*ONE後ということでも何かと視線が集中するWoollimですが、事務所的には色んな意味で注目が集まってプラスになってますよね。やっぱりウンビ姐さんとチェウォン様の影響力は凄いなと。
いやっ、それでRocket Punchですよ!退屈な日常をスカッとっさせる痛快なパンチが帰ってきました。個人的な印象では前作のJUICYがちょっとパンチが弱かったので、今回の新曲に期待していたのですが、痛快なパンチが炸裂して良かったです。これだよね~これこれ!これぞRocket Punchという曲。
90年代風レトロ路線でディスコっぽい雰囲気、この背景はバブル世代にはめっちゃ懐かしいセットです。90年代ブームに見事にのせられます。MVには、ラジカセ、ウォークマン、フィルムカメラ、タイプライター、ダイヤル式電話機、レトロな小道具がたくさん登場して、極めつけはデッカい初期の携帯電話?もう90年代ミュージアムみたいで楽しいMVです。
今回のアルバムはSingleということで3曲の構成に。今までは〇〇〇Punchシリーズで、1曲目にイントロ的な曲が誘導して、2曲目のタイトル曲につなげるというフォーマットでしたが、今回は1曲目からタイトル曲できましたね。前作の「Blue Punch」もJUICY以外の曲が良い曲揃いだったので、ちょっとサマーソングにこだわり過ぎちゃった感がありました。過去3作のアルバムは、タイトル曲以外でも良い曲が多くて、グループのコンセプト軸をしっかり確立しつつ、着実に音楽的な幅を広げているのがとっても好印象です。
タイトル曲「Ring Ring」は、リズム感が良くて、ビートも効いていて、キャッチーなフレーズとサビがあって、なんといっても聴いていて痛快な気分にしてくれるRocket Punchの最大の魅力が存分に発揮されていて凄く良いです。スユンちゃんはメインボーカルと長身を生かしたダンスが一層冴えてきましたね。ソヒちゃんも金髪でゴージャス感を出しながらのラップパートが炸裂。でも個人的にはデビュー当初の前髪が大好きだったんでけどなぁ。
プデュ48出身が3人もいて、IZ*ONEとのつながりも話題になるRocket Punchですが、ここにもう一人チェウォンが加わったらどうなるか・・・?妄想してみるのも悪くないですね。ダンスもボーカルもトップクラスでこなせるチェウォン様が降臨したら、事務所的にはウハウハでしょうね。元々プデュにも一緒に出ていたメンバーですし、違和感はないのかな?という気がしますが。う~ん、正直よくわかりません。やっぱりこの妄想はやめておきましょう(笑)
WJSN THE BLACK / Easy : 宇宙少女の大人ユニットが魅せる宇宙的な幅の広さとIZ*ONE的妄想
宇宙少女から新たなユニットが誕生しました。昨年のCHOCOMEはカワイイ路線でしたが、今回のユニットはオンニラインで構成する「WJSN THE BLACK」、メンバーはソラ、EXY、ボナ、ウンソの4人。メンバー名を見るだけでオトナの魅力がガツンっと来ますね。
MV冒頭からオトナのカッコ良さ全開で始まるんですが、えっ、ちょっ、ちょっと待って!いきなり映画のリールが出てくる?えっ、カンちゃんが操作していた映写機みたいなのが出てくるし、これってIZ*ONEのPanoramaじゃないですか!
そして次に「どう?私のattitude」えっ、なにっ、「A、T、T、I、T、U、D,
E」だって!これってZERO ATTITUDEじゃないですか!この曲はIZ*ONEへのオマージュでしょうか?
アルバムタイトルが「My attitude」だったのですね。でタイトル曲は「Easy」何がEasyなのかと言うと、
欲しいものは何だって手に入れる
気に入ったものだけ選んで
It's so easy
ん~この自信に満ち溢れた大人の態度、昨今のガールクラッシュとは明確に一線を画す大人の気品ある態度。これはもうこのメンバーの魅力を十二分に発揮した曲ですね。宇宙少女は10人(13人?)というメンバーの多さを活かして幅広い表現が可能なグループですが、ユニットにすると更に個性が引き立つ多彩な曲が表現できますね。CHOCOMEのようなカワイイ路線も、THE BLACKのような大人の世界観も自由自在に。
Special Clip
THE SHOW 210518
UNNATURALが終わったばかりで、矢継ぎ早にユニット曲をリリース。しかもこれから大激戦になる5月~6月のカムバ大戦に合わせて持ってくるあたりの戦略が、めっちゃ意欲的スターシップ?ですね。とにかく素晴らしい仕上がりのユニット曲をぶつけてきました。
宇宙少女の幅の広さを再度楽しむためにCHOCOMEも貼っておきます。
今回の宇宙少女 THE BLACKを見たら、IZ*ONEのユニットをもっとたくさん見たかった!という想いがより一層強くなりました。カッコいいIZ*ONE、かわいいIZ*ONE、大人のIZ*ONE、、、色んな姿を多彩に表現できただろうな。。。
ってことでついでに「ZERO ATTITUDE」も貼っておきます。
ついでにカワイイ路線も
OH MY GIRL / DUN DUN DANCE:退屈な日常をスカッと吹き飛ばす爽快な5月のダンス
OH MY GIRLが帰ってきました。しかも「DUN DUN DANCE」んっ?なんかD.D.DANCEみたいな響きがする・・・
これは良い!スカッと爽快な気分にさせてくれる曲!3月後半からの落ち込んだ気分を癒してくれたのは、力強いクラッシュ系ではなく、優しく語りかけてくれるバラードだったのですが、この「DUN DUN DANCE」は次のステップへと明るく楽しい気分に誘ってくれる気持ちの良い曲です。なんというか初夏によく似合う、フレッシュ感があふれて、TWICEの初期の曲のような溌溂としたイメージ。やっぱり自分はこのテイストの曲が好みだんだなぁと思いました。
いきなりUFO?宇宙と交信する異次元的な設定も良いですね。
サビパートでは溌溂と
”あの退屈な一日と日常から抜け出して oh tonight
Just you and I
地球に背を向けて思う存分舞い上がれ
crazy crazy crazy たくさん踊って
止めないで 今の私の気分は so high ”
と歌いながら高く舞い上がる姿は本当に気分爽快!
しかもこのMVのロケ地は済州島で、サビパートには背景にハルラ山と如美地植物園の特徴的な姿が映るんです!あ~懐かしい。済州島には10回以上は通ったので、懐かしい場所が出てきて、自分の思い出ともシンクロして、本当に気分爽快でした。落ち込んでいた気分が徐々に上向きになってきたところで、OH MY GIRLがこの曲で曇っていた空を完全にスカッと晴らしてくれました。「D.D.DANCE」を引き継いで「DUN DUN DANCE」で明るく勇気づけてくれました。Showcaseのインタビューの中でもヒョジョンさんが「エナジー充電したい時にオススメの曲です」と紹介していました。正にエナジー補充に最適な曲です。
今日開催されたカムバックShowcaseのフルバージョンがこちら。
ちょっと心配なのはミミさんが体調不良でカムバックを欠席したこと。前にジホさんが療養してた期間もあったので、ちょっと心配ですね。こうやって世界を元気にしてくれるメンバーが体調を崩してしまうなんて。。
昨年のNONSTOPで大ブレークしたOH MY GIRL、本アルバムも流行りそうですね。様々な多様なコンセプトをこなせるグループとしては断トツの存在です。
一年中活動しているような印象ですが、前アルバムの「NONSTOP」がリリースされたのは一年前の4月末だったのですね。そんなに久しぶりなんて感じが全然しません。
ウンビ姐さんの「eight」カバーに込められたメッセージ
Woollom THE LIVE 3.5に今度はウンビ姐さんのカバー曲が公開されました。
しかも曲はIUの「eight」というこれもまた秀逸な選曲。この曲はちょうど一年前にリリースされた曲で、BTSのSUGAがプロデュースしたことでも話題になったスーパーコラボソングでした。そして2021年、更にウンビ姐さんが歌うのですからもうこれは平行宇宙クラスのスペシャルコラボですよ!
で、こちらがそのLIVE。美しい!ただただ透明感のあるウンビ姐さんの美しさに酔いしれて別世界へと旅立ちましょう。
静かに曲は始まり、ちょっとうつむきながらそっと視線を外し「So are you happy now」と問いかけてきます。
私は なんかそのままよ
全てを失ったみたいに
えっ?ちょっと待って、、この曲ってそういう曲だった?
そして最初のサビパートではウンビ姐さんの伸びやかな高音で奏でます。
定められた別れなんてないわ
美しかったその記憶の中で会うのよ
Forever young
なんて意味深な曲でしょう。一年前に聴いた原曲の時とは違って響いてきます。IZ*ONEの活動が終わった直後という今の状況で、ウンビ姐さんが公式的に最初に発した(歌った)言葉がこれだなんて!絶対にメッセージが込められてますよね。
原曲ではSUGAのラップパートが入るのですが、そこは間奏のような形でメロディだけが流れました。
そして2番のサビではまたしても、、、
憂鬱な結末なんてないわ
私は永遠にあなたとこの記憶の中で会うのよ
Forever young
こんな悪夢なら 永遠に覚めないように
いや~驚きました。正に今のウンビ姐さんの今の心境、WIZ*ONEの気持ちを歌っているんじゃないですか。ちゃんとメッセージを込めた選曲をしていたのですね。最初はウンビ姐さんの美しさに酔ってしまい、こんなメッセージまで頭が回りませんでしたが、あらためてじっくりと歌詞を噛みしめながら聴くとこんなに響くメッセージだったのです。
1年前にIUの原曲がリリースされた時も、記憶に関する永遠性と価値みたいなものに気付かされたとレビューしていました。今回の状況とウンビ姐さんの歌唱を聴いて、また一年前とは違った音楽体験ができました。
IZ*ONEの2年半の活動が終わったのは、あくまで第一章が終わっただけで、今ちょうど第二章が始まったところです。第一章では本当に美しい世界を魅せてくれましたが、第二章でもまだまだ新しい世界を繰り広げてくれると確信しました。第一章がピークではなかったと証明するのもWIZ*ONEの仕事ですね。そんな前向きな気持ちにしてくれるチェウォンとウンビ姐さんのカバーステージでした。
それにしても美しい~
ツーショットも最高っすね。
バラ色の人生、これからですよ。
La La La La Vie en Rose