また巡り会えた世界 / 다시 만난 세계

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IZ*ONE / Oneiric Diary 幻想と日記が交錯する新たなIZ*ONEの始まり

6月15日(月)18時、IZ*ONE 3rd mini album 「 ONEIRIC DIARY 」がリリースされました。ティザーイメージやMV、Diary等々、SNSを通じて様々なコンテンツが徐々に公開され、日々期待が高まりながら当日を迎えるというK-POPのカムバックはSNS時代にふさわしい楽しみ方。今まで公開されたイメージを基に、ファンの皆さんがそれぞれイメージを膨らませ、期待が高まり、リリースされた作品を聴いた時に更に期待値を越えた時に頂点に達する、あの高揚感がたまらないですね。

 

01  Welcome

作詞 MosPick

作曲 MosPick

編曲 MosPick

 

最初のティザーで公開されたBGMがこの曲だったのですね。もう既に聴き慣れた感があるイントロ的な曲。宮脇咲良はメンバーで唯一、この曲をお気に入りの曲に選んでいて、「これから物語が始まるという感じがして、気持ちが高まる感じが好きです」と語っています。今までのアルバム3作は、どれも最初のトラックが凄く良い曲で、特にデビューアルバムの「COLOR*IZ」の「Colors」がこれからIZ*ONEというグループがどんな色になっていくのか?という期待感にピッタリな曲でした。今回の「Welcome」も何か新しいIZ*ONEが始まるのでは?というワクワク感がありますね。

 

Welcome + 幻想童話まで連続でスタート!


IZ*ONE (아이즈원) - Welcome + 환상동화 (Secret Story of the Swan) Performance Film

 

02 환상동화  Secret Story of the Swan

作詞 MosPick

作曲 MosPick

編曲 MosPick

 

タイトル曲の「幻想童話」ですが、なんと15日にMVが間に合わず公開は翌日の16日になるという事態に。MVが無いのでカムバック当日はパフォーマンスビデオが公開されました。MVを観ていないので、この曲の世界観がわからない状態で、曲とダンスパフォーマンスだけ先に見せられた初日となりました。

 

冒頭のイントロ、、んっ?これは・・・

 

ブエノスアイレス?? と感じた人も多数いたでしょうね。それくらいイントロ似てます。

 

オトナっぽい優美さが基調となる曲で、シリアスな表情で情熱的な盛り上がりを表現するのは、さすがラヴィアンローズのチームが創った曲って感じがします。特に咲良のクールな表情がカッコ良くて、正に優雅に白鳥が舞う印象。イェナとチェヨンのラップから二人が交錯するシーンも斬新です。

 

特に素晴らしいのが、フォーメーションダンスとカル群舞の激しさとキレの良さ。かなり洗練されてスキルが上がって、今までの集大成という感じがします。後半で、ユリのサビ前高音パートで一気に盛り上げて、チェヨンを中心に激しく踊るシーンは圧巻。チェヨンのスキルと潜在力が今までで最高に発揮されています。このチェヨンの輝きは、そうPRODUCE48のコンセプト評価の時、1000%の時を更新した最高値だと思います。

 

チェヨンを先頭にこのキレッキレのダンスシーンを前で引っぱる5人が、ウンビ、イェナ、チェウォン、そしてなんと咲良なのです。カムバックショーのトークの時に、咲良自身が自分で「何で私がこのメンバーの中で踊っているの?」と語ってたのはこの場面だったのですね。キレッキレのダンスも十分こなすレベルになっている咲良のプロ根性はやはり並大抵ではなかったですね。

 

今回のタイトル曲である幻想童話、変わっているような、変わっていないような、、賛否両論あるみたいですが、IZ*ONEらしさに重点を置き、原点回帰を意識しながらも、オトナっぽさを表現し、その間の成長が存分に感じられる作品に仕上がっているのではないでしょうか?MVを観る前の印象はそんな感じの曲でした。

 

03  Pretty

作詞 Bull$EyE、real-fantasy、그린

作曲 real-fantasy、Bull$EyE

編曲 real-fantasy、Bull$EyE

 

この曲はもう可愛らしさ全開の曲ですね。AirplaneやSpaceshipのように、アルバムごとにこうしたノリの良いかわいい曲を必ず入れてくるのですが、今回はこの「Prettty」がそんな役割の曲ですね。ティザーイメージで公開されたカラフルな衣装はこの曲の衣装でした。

 

こういう曲ではやっぱり奈子と仁美が大活躍ですね。ライブで盛り上がる系のサマーソングっぽい楽しい曲です。ポニーテールとツインテールが何人もいて、これはもう確信犯です。

 


'최초 공개' 아이즈원(IZ*ONE) - Pretty | IZ*ONE COMEBACK SHOW ONEIRIC DIARY

 

04  회전목마  Merry-Go-Round

作詞 本田仁美

作曲 정호 현(e.one)

編曲 정호 현(e.one)

 

今回のアルバムで最も注目していたのはズバリこの曲です。作詞は我らがひぃ様。そして曲はe.oneが担当というからもう聴かなくても凄い曲というのはわかってました。が、聴いてみたら、これはもう想像を遥かに越える良い曲でした。どう考えてもこの曲がタイトル曲でしょう!素晴らしいです。この曲で活動して欲しいくらい。

 

e.oneと言えば、あの名曲、宇宙少女の「Secret」を創ったチームですから。傑作が生まれることは最初から決まってた訳です。ひぃ様の作詞も凄く良いです。オープニングからリードの歌いだしは、作詞家自ら始めます。

 

창문을 열어 보면 따뜻한 봄바람이 부는 것 같아

(窓を開けてみれば 暖かな春風が吹くように)

 

こんな素敵な韓国語の詞が書けるなんて、本当に凄いです。

 

今回のアルバムの中でお気に入りの曲は?という質問に、6人がこの「回転木馬」を上げています。特にミンジュは「ひぃが作詞して、聴くと凄く気分が良くなる曲」と絶賛してます。

 

曲が終わり、最後にクローズアップされる画面で魅せたひぃ様の満足げな表情が全てを語っています。ひぃ様、もの凄い成長です。栃木代表でAKBで活動していた頃からは想像もつかない程、才能が開花し、グローバルな舞台で活躍している姿に賞賛の嵐です。

 

回転木馬、もう優勝決定です。


'최초 공개' 아이즈원(IZ*ONE) - 회전목마 (Merry-go-round) | IZ*ONE COMEBACK SHOW ONEIRIC DIARY

 

05  Rococo

作詞 KZ、비오(B.O.)、PUYO

作曲 KZ、HONYSWEAT、비오(B.O.)、PUYO

編曲 KZ、HONYSWEAT

 

この曲もKZが作詞・作曲に参加しているのでトレーラーの時から期待していた曲。

 

「新しい風 昨日とは違う今日 空気さえもフレッシュ」と始まり、「この世界は ?マークばかり 正解を探しに自信もって言うわ」「さあ 退屈な観念を脱ぎ捨てて」「わたしたちだけのスタイル Rococo Go !」自信を持って新しい世界に向かって行こうと誘う曲。昨今の閉塞感漂う世界から、自分たちで新しい世界へ飛び込んでいこうという強い意志が感じられるカッコ良い曲。けっこう好きな曲だけど、昨夜のカムバックステージでは唯一映像が出なかったのが残念。

 

06  With*One

 

作詞 IZ*ONE

作曲 Psycho Rabbit(권은비, 정성민, 신용수,)

編曲 Psycho Rabbit(권은비, 정성민, 신용수,)

 

WIZ*ONEのために、メンバー全員で作詞に参加した曲。解散コンサートのエンディングに使う曲?なんていう噂が出るくらいの雰囲気が漂う。本アルバムで唯一しっとりとした曲。パフォーマンス抜きで、歌と感情だけで伝える曲なので、歌唱力と気持ちが反映されやすい曲とも言える。ユリとチェウォンの高音パートが相変わらず飛び抜けています。

 


IZ*ONE CHU '최초 공개' 아이즈원(IZ*ONE) - With*One | IZ*ONE COMEBACK SHOW ONEIER 200615 EP.12

 

07  幻想童話 Secret Story of the Swan( Japanese Ver.)

作詞 MosPick、宮脇咲良矢吹奈子

作曲 MosPick

編曲 MosPick

 

タイトル曲「幻想童話」の日本語バージョン。翻訳作詞には咲良と奈子が参加しています。歌の翻訳って本当に難しい。正確に直訳するだけではダメだし、意訳しても曲や音が合わないと歌として成立しないので、凄く高度な翻訳力が要求されます。

 

「ウアハゲ」をどう訳すか?注目したのですが、そのまま「優雅に」と訳してもうまくまとまりましたね。TWICEのデビュー曲では韓国語のまま「ウアハゲ」と使っていましたが、あの曲は音の感じが特徴的なので韓国語発音が正解でした。そういえば先月デビューしたガールズグループの woo!ah!も曲に「ウア」が出てきますね。。というよりグループ名がそもそもウアか。

 

08  Merry-Go-Round (Japanese Ver.)

作詞 本田仁美

作曲 정호 현(e.one)

編曲 정호 현(e.one)

 

こちらは韓国語版も日本語版も同じくひぃ様が作詞をしました。さすがに自分で作詞と翻訳をしてるのでうまく出来てますね。どっちの言葉で元の曲を創ったのだろう?

 

日本語の歌詞でさり気なく「瞳」という歌詞が出てきますね。

 

とにかく、今回のアルバムの優勝は間違いなくMerry-Go-Roundです。