また巡り会えた世界 / 다시 만난 세계

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PURPLE KISS / Can We Talk Again

PURPLE KISS の2nd.プレデビュー曲「 Can We Talk Again」のMVがフル尺で公開されたので早速聴いてみました。

 

冒頭の冬枯れの林の中から静かにメランコリックに始まるシーンは、ティザーにもあった部分で正に今の時期にピッタリで個人的にかなり好きな世界観です。リズミカルなバラードと紹介されてましたが、程よいリズム感が小気味よく進みながらサビへと展開していきます。確かに前作よりはボーカルに重点を置いているような印象です。

 

過ぎ去った過去への後悔、絶望、決別、喪失、等々の感情が複雑に交錯しながら、明日へと向かっていこうとする静かで強い決意のような意志。そんなストーリーのようです。MVの映像もビジュアルも美しく、グループのイメージを巧みに表現しているように感じるのですが、一点だけどうしても消化しきれない部分があります。それは最も期待値の高かったナ・ゴウンさんのパートです。プデュのイメージが強いからなんだと思うのですが、あの時の爽やかなイメージとはまるで異なるキャラクターになっているところが、まだどうしても違和感を感じてしまいます。たぶんプデュのイメージを変えたいんだろうなとは推察されるのですが、、、今回のMVはちょっと過激すぎるだろうと。。ストーカー的というか、ハサミはあかんよ、、、なんか一歩間違えると「死」のイメージが感じられる危うい演出に思えてしまいます。他のメンバーとは一線を画す、ひと際アブナイ女を演じています。これが本来意図したものであれば、かなり成功したと言えるのでしょうが、まだあのプデュの頃の姿とのギャップを消化し切れないのが正直な感想です。

 

エンディングのシーンで薄暮の空をバックに、メンバーの表情が微かに柔らかく感じられるのがせめてもの救いでしょうか。

 

プレデビューということで、音楽的な幅を魅せつつ、グループのコンセプトを打ち出していくという戦略なのでしょうね。RBWという事務そのカラーもあるので、MAMAMOO姐さんのようにやはりクールでカッコいいスタイルを基本としていくんでしょうか?

 


[MV] PURPLEKISS(퍼플키스) _ Can We Talk Again