また巡り会えた世界 / 다시 만난 세계

K-POP、小説、ドラマ、映画、韓国カルチャーわったりかったり

平成最後の日に始まる旅

このブログタイトル「また巡り会えた世界」は、言わずと知れた少女時代のデビュー曲「다시 만난 세계  / Into The New World」から取ったものだ。

 

まだK-POPという言葉さえなかった80年代に、韓国歌謡、韓国映画、韓国小説、韓国プロ野球などのカルチャーに出会い、夢中になった自分が30年以上の時を経て、また巡り会えた世界について語ろうと思う。

 

少女時代については、リアルタイムで夢中になったわけではない。もちろん存在は知っていたし、日本のTVで流れていたメジャーな曲は何となく知っている程度だった。日本で流行っていた当時は特に関心も高くなかった。

 

昨今のK-POPの世界的な躍進は、コンテンツビジネスやソフトパワーの成功例として興味が湧いて、あらためてK-POPの流れを振り返ってみようかと聴き始めた時に、少女時代のデビュー曲に出会った。初めは、わりと地味な印象の曲だったが、ある記事を読んだ時から世界が一変した。

 

その記事とは、梨花女子大で大学に立てこもった女子大生たちが警察と対峙するというシリアスな場面で、少女時代のInto The New World を皆で歌って団結したという話だった。

 

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少女時代、これは奥が深いぞ。

 

日本では第二次韓流ブームに韓国のアイドルグループとして消費されていたが、韓国ではそんな単純な存在ではないな!と強烈に印象に残った。

梨花女子大といえば、あの名門女子大。なんたって韓国を代表する才女が集まるエリート集団だ。そこで団結の象徴として皆で合唱した曲が少女時代のデビュー曲「다시 만난 세계  / Into The New World」だったのだから、これはもうただのアイドルヒット曲ではないだろう。

そんな訳で俄然興味が湧いて来たのが少女時代だった。

果たして、現代の韓国の若い女性にとって、少女時代とはどんな存在なのか?K-POPの世界的躍進の背景は何か?マスメディアを通じて伝わる姿とは違う真実がきっとあるはずだ。30年前がそうであったように。それを探る旅を再びはじめてみようと、平成の最後に思いはじめたのだった。

Into The New World 時代が切り替わる節目に、New Worldへ向かって。

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