また巡り会えた世界 / 다시 만난 세계

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LOONA / Paint The Town : K-POP最先端の現在地

LOONAが新アルバム「&」タイトル曲「PTT(Paint the Town)」でカムバック。昨年秋にリリースしたアルバムがめちゃくちゃ良くて、ビルボードでもランクインしたので、もの凄く期待が高まる状況でのリリースでした。もうティザーの段階で凄いの来るな!っていうのが十分伝わっちゃいましたからね。

 

そして公開されたアルバムをフルで堪能すると、、、う~ん、素晴らしい!楽曲、パフォーマンス、MVの芸術的クォリティ、 強烈で中毒性のあるサウンド、ガールクラッシュと美しさの調和、海外を意識したサウンドと詞、壮大な世界観、東洋的な神秘性、等々、どれを取っても世界を意識したK-POPの最先端の現在地をぎゅっと凝縮して見せてくれるショーケース的な仕上がりでした。おそらく相当世界を意識して、計算しつくされて出来上がったアルバムなのでしょうね。2021年6月、今現在のK-POPというジャンルの最先端がここにあります、ということがわかります。

 

メンバーも、今までで最も強烈なイメージの曲と言っているように、サウンド的にもMV的にも攻めてる感がすごいです。でもLOONAのもつ優美さみたいなコンセプトはしっかりキープしている消化力も見事です。元々クリエイティブのレベルがめちゃくちゃ高くて、MVにかける予算もハンパないのですが、それが浮くことなくしっかりと身の丈に合った相応しい印象になっているところにグループとしての実力の高さが垣間見られます。

 

欲を言うなら、ダンスパフォーマンスがもっと革新的でも良かったのかなと思います。やはりLOONAというと「Butterfly」の時の芸術的で革新的なダンスが強烈だったので、あの時のような他の何者でもない感が欲しいなぁと思ってしまいます。それと今回12人完全体で復活ということですが、12人といえば、、、IZ*ONEと比較されてしまいますね。12人という多人数を存分に生かしたパフォーマンスという点では、やはりIZ*ONEの幻想童話やPanoramaの凄さが際立ってしまいます。

 


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メディアショーケースでのPTTパフォーマンス


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アルバム3曲目の「Wow」という曲。こちらはノリの良さと爽やかさがサマーソングっぽいです。かわいらしさも出ていて、アルバム全体の幅の広さがうまく表現されています。


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そういえば、リリース前日の6/27にSPECIAL Clip動画も公開されました。こちらはなんと森ビルアートミュージアムのチームラボの映像との芸術的なコラボ。圧巻の映像演出とダンスパフォーマンスにこれぞLOONAの芸術性の高さ!これは凄いです。そうだ、このパフォーマンスを前日に見ちゃったから、PTTのダンスがインパクトに欠けるような印象になったんだ。きっとそうに違いない。


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そしてこのチームラボとのコラボ映像の最後に、2021年9月15日に日本デビューすることが記されています。だからでしょうか?今回のタイトル曲「PTT」は日本語バージョンも同時にリリースされました。日本語版も聴いてみたのですが、、、えっ?これ日本語?ってわからないくらい原曲に近い響きで、まるでBLACKPINKの日本語曲聴いてる時のような印象です。原曲がかなりグローバルな感じなので、もはや言語に依存しないのかもしれませんね。

 

「favOriTe」と「Butterfly」のパフォーマンスが収録されたこの動画は、日本への名刺代わりとしては十分すぎるくらい強烈な映像ですね。

 

いや~LOONA、期待しちゃいますね。