また巡り会えた世界 / 다시 만난 세계

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Big HitとPredisとハン・ソンスPDと

以前から噂があったように、Big HitがPredisを買収して傘下に収めた。

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Big Hitが益々事業拡大を加速するという視点での報道がメインだったが、IZ*ONEを軸にPredisという社名を聞くとまた違った側面が見えてくる。

 

Predisの社長はあのハン・ソンスPDで、IZ*ONEのデビューから、COLOR*IZ、HEART*IZ、BLOOM*IZの花三部作をプロデュースして成功へ導いた人だ。PRODUCE48にも、アイドル学校にも参加してプロデュースを主導した立役者だ。ちょっと前にIZ*ONEのプロデュースから離れると発表されて話題にもなった。IZ*ONEは次作からプロデューサーが代わり、どのような変化と成長が見られるのか?期待する声と、不安視する声とが交錯していた。

 

確かに、花三部作は抜群に良かった。IZ*ONEの方向性、クオリティ、成長性を世界に示した功績は間違いなく彼のプロデュース能力の結果だと認める。

 

が、その一方で、PRODUCE48を観て来た人たちなら、きっと誰もがPredisへ対する疑念も感じているのも事実だ。人気実力共にトップレベルだったイ・カウンとホ・ユンジンを塩漬けにし、最終的にはデビューもできず、PLISTINは解散、というあまりにもひどい放置状態を誰もが知っている。

 

そして、今回のBig Hitとの発表があった直後に、やっぱり出てきたハン・ソンスPDを巡る悪いニュース。IZ*ONEの作詞を自身の妻の名義で登録していて、プロデュース料と著作権料の二重取りが発覚した。

 

 

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誰もが認める素晴らしい作品とアーティスト、その一方で常に出てくる悪い噂。この極端な善悪が入り乱れる状況にファンも何とも言えない気まずさを感じてしまうのだ。

 

IZ*ONEのBLOOM*IZのフォトブックの中に、メンバー全員のコメントが掲載されている。その中で多くのメンバーが、ハン・ソンスPDへの感謝を述べている。BLOOM*IZの制作が終わると、IZ*ONEのプロデュースから離れることが決まっていたという状況で、メンバーたちも今までの感謝の気持ちを素直に語っているのだろうが、何とも言えない引っかかりを感じてしまう。いったいこの人は良い人なのか?悪い人なのか?

 

いずれにしても、PredisはBig Hitの傘下に入り、ハン・ソンスPDはIZ*ONEのプロデュースから離れた。これから間違いなく変化が起こるのだろう。6月15日に予定されているIZ*ONEのカムバックは、今までとは違った新しい流れになるのだろう。とにかく、これからも良い方向に進化していくことを期待している。