また巡り会えた世界 / 다시 만난 세계

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次世代プラットフォームを巡る動きが慌ただしくなってきた

UNIVERSEの記念すべきトップバッターとしてIZ*ONEの「D-D-DANCE」が昨日音源公開され、いよいよ明日1/28にはMV公開と同時にUNIVERSEのサービスもスタートします。

 

そんなタイミングでこの次世代配信プラットフォームを巡る業界の動きが慌ただしくなってきました。Big Hitが誇る「Weverse」にYGが合流することが発表されました。これで配信プラットフォームを巡る業界のフォーメーションがほぼ確定し、音楽を含めたエンタメコンテンツの流通が次世代へ向けて大きく動き出しました。

 

・Weverse : Big Hit、YG

・VLIVE      : SM、JYP

UNIVERSESTARSHIP、CUBE、CJ、KAKAO

 

この3大プラットフォームを中心に再構築されていくことになりそうです。いわゆる大手4大事務所はWeverseとVLIVEに参加していて、UNIVERSEはその下の中堅事務所が参加する形に見えますが、侮れないのがコンテンツ流通のCJとKAKAOが参画している点です。しかもこの両者は流通プラットフォームも保有する超大手なので、コンテンツ量と流通を巡るノウハウ的なところは4大事務所以上に豊富に備えているでしょう。そして技術的なバックボーンはNCソフトが支えるという、ある意味4大事務所以上に大手による大連合であるわけです。これは音楽業界には大変な刺激になるでしょうね。UNIVERSEの正式リリース前日にYGがBig Hitとの合流を発表したのも何か政治的な思惑が見え見えですよね。

 

news.kstyle.com

 

日本ではいまいちピンときてないかもしれませんが、音楽流通を巡る次世代のデファクト覇権を争う熾烈な競争でもあり、コロナ禍をチャンスに変えて革新が起こるビッグビジネスにつながる壮大な動きです。日本の文化コンテンツ産業は、K-POPから周回遅れになりつつある中で、更に大きく差を開けられて置いていかれてしまうのではないかという恐ろしいくらいの危機感を覚えます。

 

Big Hitが上場した直後、日本では株価が暴落しているとの報道が目立ち、所詮はBTSの人気だけに乗って投資家が大損したと嘲笑するような記事を書いて(読んで)安心しようとしてましたが、Big Hitは上場で得た資金(たぶん?)を今回の次世代プラットフォーム事業に70億円投資するという動きをしています。もう手遅れかも?周回遅れ程度では済まないですよ、、、この動きは。。