また巡り会えた世界 / 다시 만난 세계

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儚さと切なさが描く究極の美学 IZ*ONE / Panorama

2020年12月7日、IZ*ONEが神バックしました。

 

時系列で言うと、前日の12/6にMAMA2020でタイトル曲「Panorama」が宇宙発披露されました。パフォーマンスバージョンの強烈な刺激に世界に激震が走りました。もうこのステージが観られただけで、今年のMAMAは大成功大満足でした。12人全員が突き抜けているのですが、特に、イェナの神がかり的なキレッキレのダンスに全てを持っていかれました。あの気迫というか、鬼気迫るというか、神の領域のパフォーマンスにもう感極まって涙せずにはいられませんでした。

 

イントロから全速力でIZ*ONE全開で、怒涛の如く次から次へと押し寄せる盛り上がり、サビ→大サビ→特大サビ→スーパーサビ→ウルトラサビ、、いったいどこで終わるんだ?展開の速さ、多彩さ、どこまで盛り上がるんだ?という連続攻撃に圧倒されました。これっ、これっ、これだよ!IZ*ONEって!

 

MAMAでは途中曲が一瞬止まる演出がありました。そして空中に浮かぶ巨大な円にWIZ*ONEのメッセージが流れ出し、それにより再び曲が動き出すという演出。これはおそらく活動休止していた3ヵ月を表していて、WIZ*ONEの声で動き出したという演出なんでしょうね。実は更に深読みすると、もっと壮大なメッセージが隠されていると思うのですが。

 

まずはMAMA2020のパフォーマンスを。


[2020 MAMA] IZ*ONE_Panorama

 

振付の中で、過去の歴代曲の振りが取り入れられているんですね。花三部作はもちろん、幻想童話も含めて。奈子パートでFiestaの冒頭の逆回しもあるのがおもしろいです。時間を逆回し?これは何か深い意味があるのでしょうか?6時間に及ぶMAMAを最後まで観て、それから深夜まで何度もリピートしているうちに興奮状態になってしまい、Panorama初見のこの夜は眠れませんでした。

 

そして12月7日18時、MVと音源が公開されました。MVこれがまた美しい!IZ*ONEだからこそ表現できる究極の美が表現されていました。

 


IZ*ONE (아이즈원) 'Panorama' MV

 

タイトル曲「Panorama」は正にIZ*ONEの今までの活動をパノラマのように、美しい記憶として表現した作品でした。曲の良さ、盛り上がり、展開の速さにつられて、最初は興奮状態で高揚して終わるのです。が、落ち着いて歌詞を聞き、映像に隠されたディテールをじっくり見ていくと、単純に高揚感だけでは終わらない複雑な感情が交錯してきます。MVの中でも後半にメンバーの悲しげな表情が映し出され、激しい曲調の中でも意味深な歌詞。今までのIZ*ONEとの思い出が、WIZ*ONEそれぞれの胸に去来して、何とも切なくなってしまいます。終わりが近づいていることをあらためて知らされ、単純に新曲の良さを喜べない複雑な感情。それでも、何度も、何度も、聴いているうちに、また違った想いが訪れます。感謝、こんな素晴らしい世界を魅せてくれた12人に対する感謝が込み上げてきます。そうなってまた再び、ポジティブな気分にもなり、明日から頑張ろうという気にもなる。でも、終わりも近づいてくるという事実を突きつけられ、再びセンチメンタルになる。。こんな複雑な感情が交錯してしまいます。こうなるともう感情が高ぶってしまって、普通に曲を鑑賞できない精神状態になってしまいました。何度聴いても、感極まってしまい、涙腺が崩壊してしまう、、、今はこんな状態です。あまりにも神曲過ぎて、本当に精神が崩壊しそうな状態が2020年12月8日午前、今の状態です。この感情がどう変化していくのか?自分でもまだよくわかりません。

 

ひとつ言えることは、IZ*ONEの魅力というか美学のひとつに「儚さ」があると思います。そもそも期間限定ユニットという時限性の上に成り立っていて、終わりがあるからこそ、今輝いている、その輝きが一層際立つという儚さの美学。この美学を究極に表現したのが今回の「Panorama」であると言えます。自分の感情は別として、作品としての美しさは究極です。いままで人生の中で体験してきた「美」といわれるものの中で、間違いなくトップの「美しさ」であると断言できます。